パニック障害は、突然の激しい不安や恐怖、息を吸えないといった症状を伴う発作を特徴とします。
〇電車に乗るのが怖い
〇不安で人が多いところに行けない
〇閉鎖的な空間にいたくない
など日常生活に大きな影響を受けています。
改善方法の一つとして薬物療法がありますが、今日は薬を飲むことのメリットとデメリットについてお話していきます。
- 薬を飲むメリット
- 即効性
パニック発作が頻繁に起こる方にとって、薬の即効性はとてもありがたいものです。
特にベンゾジアゼピン系の薬は、発作をすばやくおさめる効果があり、当たり前な日常を送る手助けをしてくれます。
- 症状の軽減
抗うつ薬や抗不安薬は、パニック障害の不安や恐怖感を和らげる効果があります。これにより、発作の頻度や強さが減り、より安定した生活を送れるようになります。
- 精神的な安定
薬によって不安感が和らぐことで、精神的な安定を取り戻すことができます。これにより、自己肯定感が高まったり、社会生活への復帰が近づきます。
- 薬を飲むデメリット
- 副作用
どんな薬にも副作用のリスクがあります。パニック障害の薬としてよく使われるベンゾジアゼピン系は依存性があるため、長期間の使用は避けるべきです。また、抗うつ薬には、吐き気、体重増加、性的機能障害などの副作用が報告されています。
- 根本的な解決にならない
薬は症状を一時的に緩和するものの、根本的な改善にはなりません。
なぜなら、薬ではパニック障害の原因にアプローチできていないからです。
パニック障害は、
〇骨格の歪みによる自律神経の乱れ
〇頭蓋骨の固さによるホルモンバランスの乱れ
〇内臓疲労 …等
こういった原因によって脳から神経伝達が過剰になることで、症状が出てきます。
薬は脳からの過剰な神経伝達を抑制するものなので、一時的に症状を和らげることはできても、根本的な解決にはならないのです。
- 依存性と耐性
長期的に薬を使用することは、依存症のリスクを高めるだけでなく、効果が薄れる問題も生じます。長期的に服用をする場合は、効果を維持するために薬の量を増やす必要が出てきます。
また、薬を辞めたいと思った時、離脱症状が強く出ることで辞められない場合もあります。
⚫︎薬物療法と他の治療法の併用
パニック障害の改善には、薬物療法だけでなく、心理療法や認知行動療法、整体などの非薬物療法を併用することが有効です。自律神経を整える整体は、先程あげたパニック障害の原因にアプローチすることで、発作を繰り返さない体づくりができます。
長年薬を飲んでいる方、発作が出たり出なかったりを繰り返している方にもおすすめです。
⚫︎まとめ
薬物療法は、パニック障害の症状をすばやく緩和するための手段の一つです。しかし、副作用や依存のリスクを考えると、他の治療法と併用することがおすすめです。当院では、自律神経を整える整体を通じて、薬に頼らない根本的な改善を目指しています。
〇パニック障害に悩んでいる方
〇薬を飲むことに不安を感じている方
〇投薬以外の治療方法を探している方
ぜひ一度当院へご相談ください。
薬のメリットとデメリットを理解し、自分に合った最適な方法を見つけることが、パニック障害の克服への第一歩です。